瞳を閉じて

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                 輝き雨粒

                 螺旋をえがく

                 夏のにぎわい映し盗り

                 黒より黒い瞳の奥へ

                 

                 残されて

                 アッケラカンと午後のホケ

                 地面も草もかげろうも

                 ほぅ

                 息を吐く

                 ゆらゆらそよそよよそよそと

 

                 残り香おどる空欄に

                 かげろうが描き出す

                 深緑と白熱の睦み合い

                 絡まりあって湧き上がる

                 うねり巻きつく元のほう

                 腐されはらんで

                 とめどなく

 

                 陽の欠片は逝ってしまった

                 時のつぶて弾けて

                 さわめきたちが水面に舞う

                 歓声あげ

                 最後の瞬き寿ぎ

 

 

                   黒の中の黒

 

                        合図する

 

                   仕舞の舞台は整った

 

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