うつら

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                純粋な ぽかん 

                なつやみうかぶ

                 風にふかれ

                首 かしげ

 

                水はゆっくりひろがって

                ゆめみるように大気のなか

                ゆらゆらゆらゆらかげろうに

                草木はしずかにおいしげり

                きらめきながら腐りゆく

                喜怒哀楽はその継手

                星 海 大地もみなおなじ

 

                くるりんふりむき首のさき

                池のほとりのまたさきの

                そのさきさきさき地平線

                ヤッホヤッホヤッホッホ

                ヘリから昇ってやってくる

                だれかの想い てらされて

                災厄の炎 すさまじく

                眩しく けなげに

 

                何度も何度でも

 

                それでも世界はうつくしい?

                すこし寂しげつぶやいて

                純粋なからっぽ

                そっと目を閉じる

                水底のどろのなか 光の種を託して

                蒸発してゆく うとうとうとと

                夏の陽光のなか ゆっくりと

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